浮草雑記帖

暮らし。からだとこころ。自然。

三島へ② 三嶋大社

瀧川神社を出て、今度は三島大社まで歩いた。

こうやって歩いてみると、三島は田んぼや畑が結構残っている。

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この日は午後から雨の予報であったけど、大社に向かうまでの間はなんとか降られず、

曇り空を保ってくれた。三嶋大社が見えてきたところで、雨がぽつぽつ。

三嶋大社には子供の頃から何度も来ていたはずだけど、久しぶりに来てみたらまるで初めて訪れたような気分になった。

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雨も降っているし歩き疲れていたので、ささっとお参りして済ませてしまった。

 

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土産物店兼茶屋で三嶋大社名物「福太郎」をいただきながら、休憩。

福太郎ののぼりを見て、改めて「黒い翁」であることに気づいた。

三嶋大社のサイトにあった福太郎の由来によると・・・

1月7日午後1時より、御殿にて田祭(たまつり)が斎行され、引き続き舞殿では、静岡県無形民俗文化財に指定されている「お田打ち神事」が行われます。 「お田打ち神事」の起源は古く、平安時代ともされ、鎌倉時代になると盛んに行われたと考えられています。その後、室町時代には狂言形式の芸能として調えられたと考えられます。白いお面を付けた舅(しゅうと)の穂長(ほなが)がその年の恵方(えほう)から登場し、黒いお面を付けた婿の福太郎(ふくたろう)とともに、苗代所の選定から種まき、鳥追いまでの稲作行事を狂言風に演じます。「お田打ち神事」のように、年頭に当たって、その年の五穀豊穣、天下泰平を祈る神事のことを予祝神事(よしゅくしんじ)といいます。

能の三番叟に出てくる黒色尉だ。

三番叟が好きなので、黒翁にこんなところで会えてちょっと嬉しい。

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お土産に買った「福太郎」。リーゼント頭に見えるけど、これは烏帽子をかぶった翁。

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