浮草雑記帖

暮らし。からだとこころ。自然。

三島へ。③ 

三嶋大社を出て、駅まで歩いていく途中、街の中を流れる川がきれいで驚いた。いや、思い出したというべきか。そう、三島はきれいな水で有名な街だった。富士の伏流水が流れ込む清流の都。いまさらながら再認識した。

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町中を流れる川には鴨が泳いでいる。

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楽寿園前の白滝公園。湧水が白い滝のように流れていたことから名付けられたという。

今回は行けなかったが柿田川の湧水も有名だ。

白滝公園近くに「白滝観音堂」という小さなお堂があった。

三島を訪れる前の週に志摩の白瀧大明神で滝行体験(といっても高低差50cmにも満たない滝・・・)してきたばかりだったので、ちょっとしたシンクロを感じる。

きれいな水を見ていたら、なんだか美味しい日本酒が飲みたくなり、どこか軽く呑めるところはないかなと探しながら駅に向かったが、まだ時間も早く、女ひとりで地酒を少量呑めるような店は見当たらない。諦めて駅の売店カップ酒でも買って新幹線で飲もうかと思っていたら、駅のすぐ側のホテル内にあった干物店の一角に干物を炙りながら食べられるカウンターを見つけた。当然、日本酒もある。先客の男性軍が席を立つのを待ってカウンターに座った。メニューをみると地酒試し飲みセット!そして数種類を少量ずつ炙って食べられる干物セットもある!望みのものがズバリ差し出され、これは神様のご利益だろうかと思ってみたり。

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静岡の地酒3種を楽しめました。「正雪」が自分好みだった。